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TS関係のオススメ本03-02


*アップロードする際に在庫を確認してから行ってはいますが、なにぶん古い本が多い為、時間が経過することで在庫切れになる場合もございますのでご了承下さい。
真城 悠


・スポンサーサイトもご覧ください。


マーダーライセンス牙(平松伸二・集英社・1989〜)
マーダーライセンス牙 1
マーダーライセンス牙 2
マーダーライセンス牙 3
マーダーライセンス牙 4
マーダーライセンス牙 5
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マーダーライセンス牙14
マーダーライセンス牙15
マーダーライセンス牙16

マーダーライセンス牙
×ブラック・エンジェルズ
秘伝解説書 鏖戦
この表紙は旧コミックス版の第1巻。リンクはまだ手に入りやすい新編集の愛蔵版で張っときます。
偶数巻の表紙はとても美味しい(*^^*ので、見るだけでもオススメ
*今回は結構裸が出てきますが、18禁表現とかとは無縁の健全漫画(?)です

 「マーダー」とは「殺人」という意味で、映画「シャイニング」ではこれを逆さにした「レッドラム」という単語が印象的に使われていましたね。「ライセンス」というのは当然「許可証」という意味で、要は「殺人許可証」ということ。
 これを持っている人間で最も有名なのは勿論「007」こと「ジェームス・ボンド」でしょう。実際には「有名なスパイ」というのは語義矛盾みたいなもんです。「豪華な粗品」みたいな。まあ、実際にはボンドは現場の最前線に立つというよりはある程度全体像を把握して指示を出す「キャリア・ケース・オフィサー」(この用語はCIA式で呼んでます)みたいな立場なのでしょうが。
 次に有名なのは…やっぱジャック・バンコラン少佐かな。

 ところがどうもわが国にもこの「マーダーライセンス」を持つ男がいたみたいで、その現代の忍者の活躍を描いた(?)漫画がこの「マーダーライセンス牙」なのです。
 …が、実際に印象に残るのは
「男なのに常に女の格好をしている主人公の漫画」という感じ。
 何しろ彼は「
マッスルコントロール(筋肉制御?)」という技によって肉体を変形させ、女性の身体に偽装して常に行動しているのです!

彼は普段はこんな感じですが

女性の身体に変身するところ。
実は「戻るところ」は結構あるんですが、いざ変身するところは珍しかったりします

 …もう山のようなツッコミが入れられますね(爆)。
 大体マッスル(筋肉)言ってますが女性の身体の柔らかさは「皮下脂肪」によるものであって
「筋肉」は関係ありませんというか邪魔。乳房に至っては乳腺以外は「脂肪の塊(かたまり)」とでも言うべき存在で、これを「マッスルコントロール」によって生成出来る訳が…てまあこんなツッコミは無粋でしょう。

 ともあれ、
何かと言うと常に女性の身体に変形して女装して総理の周辺に張り付いている彼(?)。そうですね、いざとなったらスーパーマンに変身するクラーク・ケントが普段は新聞記者ではなくて女医の姿だと思えば間違いないでしょう。そう、劇中では明らかに女性の姿でいる時間の方が長いのです!
 しかも、これがしょっちゅう敵にとっ捕まって素っ裸に剥かれた上、股間をいじくられて突然体内に収納していた男性器が出現し(何故かいつも出現する時には立っている)、敵が「げぇー!」とあの平松伸二の敵フェイスで叫ぶ…というのがお約束。

敵に捕まって素っ裸に剥かれた牙さん(男・20歳)

毎回繰り返される定番の展開。牙さんも絶対「ドッキリカメラ」感覚で狙っていると思います

その演技力で敵を幻惑しようとする木場優二さん(男・20歳)

 これはもう「水戸黄門」で、20時43分になると格闘が始まって、
45分になると印籠を出す…みたいな「様式美」の世界です。
 場合によっては戦う時にすら「女の姿のまま」だったり、女衒の島みたいなのに侵入する時にも「この姿のままがいいでしょ?」とか言ったり…
明らかに好きでやってますな。

 ちなみに「TS的な萌え度合いはどうなの?」ということになるのですが…無いことは無いんだけどちょっとウチのサイトが目指す方向性とはずれているかなあ…という感じでしょうか。
 この漫画には女性キャラが殆ど出てきません。というか、構造的に必要ないんです。何しろ
男の主人公がお色気担当になってしまっているので(!!)。
 てゆーかこうも裸がポンポン出るっていうのは何というか、「とりあえず裸出しとけ」的なノリが感じられます。
 「萌え」というのは八重洲さんも語っていらっしゃる(第6夜)ように大脳新皮質で反射的に感じる「ムラムラ」とか、もっと言えば「性欲」とはちょっと違う感情なんですね。私はそれこそこれだけ裸出まくる当作品よりも、いやらしさが全く無い「フレックス・キッド」とかの方がポイントが高い方の方がウチの読者さまには多いのではないかと思います(^^。
 とはいうものの、「女の肉体に変身して敵に捕まり、素っ裸に剥かれて身体をまさぐられる」まで
じっとしているってのも微妙に格好よくないというか…男としてそれでいいのかと(?)。いや、TS的にはそりゃありですけども。その点ではミスタークリス的なクールさも感じます。
 何しろ可逆も可逆、完全に自分の意識制御下にあり自在に戻れる上にそれによって
動揺することが皆無なんです。数あるTSレビューサイトの中にはこういう「自らの意思で性転換可能な作品」を除外している例もあるほど。

 ちなみに内容ですが、言ってみればゴルゴ13的な国際政治を絡めた勧善懲悪現代忍者漫画です。
 牙こと木場優二に殺人依頼をする際には全裸でプールの底にある部屋で打ち合わせをするという一見間抜けな儀式を経る辺りも思わず笑ってしまうもののある種の誠実さが感じられます。

いい年こいたおっさんたちが全裸で差し向かいで打ち合わせをするというシュールな絵柄

 真城はこのサイトでは政治的・思想信条的発言は一切しないことに決めていますが、この漫画のスタンスはかなり保守的で結構古い漫画にも関わらず結構現代的な主張とか風刺が込められていて、その点に共感出来る方はそういう面でもかなり楽しめるでしょう。

 とは言え、ここはミスタークリスと同じように想像力を駆使して萌えることは可能。
 ぶっちゃけ常に総理のそばに「美人女医」として張り付いているのですが、…
女装している意義があまりよく分かりません
 何しろ忍者なので常にアクロバットみたいに大活躍して総理や政府要人を守るのですが、余りにも目立ちまくるので「スーパーレディ」とか「スーパーガール」とか呼ばれています。
忍者なら目立つなよ(爆)。

 冷静に考えるまでもなく、彼はもう毎日の様に半ば「自ら進んで」女装をしている訳です。これは幾ら仕事ったって結構大変です。
 一応(?)というか、こういうくすぐりが入るからには牙は精神的にはストレートであると考えられます。…ってか結構ギリギリのギャグだよな…。
 
…ま、こういうノリです。健全でしょ(う〜ん)          真顔でこっ恥ずかしいことをほざく悪役。
                                          死相が出てますな

 この「マーダーライセンス牙」のストーリー展開は
大体決まっていてこんな感じです。

@ 何かの事件が起こる
A 牙や板垣総理達が黒幕を突き止める
B 牙に暗殺指令が下る
C 牙が女装して美女となって颯爽(さっそう)と登場
D その美しさに魅せられた敵が牙を誘拐
E 悪役が女のままの牙をすっぽんぽんに剥いて読者サービスをした後、スケベなことをしようとして牙が元に戻って驚く
F なんやかやで悪役がやっつけられる
G 無事解決
H 次の事件で@に戻る

沢山ある「女装して颯爽(さっそう)と登場」シーンの一つ

 結局この作品も「美しい美女に変身できる」という「強さ」をこれでもかと強調した作品の一つなんですよ。
 ちなみに美女となって登場するところの作画は当然力が入ってますし、その衣装も洋装あり和装ありでバラエティに富んでいます。毎回外人が「オオ!ビューティフル!」とか何とか
褒め称えるのが素晴らしい。

結構珍しい「身繕い」のシーン。しかし顔を女性に変える前にメイクして大丈夫なんでしょうか…
って普通に男のメイクシーンだなこりゃ…orz

 それでは少しだけ牙がいざ出陣!とやる時の心理の妄想…ではなくて想像を。

*以下、真城ビジョン

 えーと…またパーティかよ全く適わんぜ。
 とりあえず身体は女にしたぞ。このプロポーション…我ながら見事なもんだ。生まれつきの女もこの技は羨ましかろう。
 まずはパンティを履いて…と。最初の内ははみ出したりしてたけどもう大丈夫。
 でもって次はブラジャーを…っと。う〜ん、この背中でぷちっとする感覚がたまらんね。…流石に胸が大きすぎたかちょっと苦しいな。
 今日のドレスは素脚だからストッキングは無しだ。ちと股間がすーすーするが
こちとら女装暦はもう長いからそんなのもう慣れたぜ。
 女物の肌着を着て…と。しかし女物の下着ってどうしてこんなにどれもこれもつるつるなのかね。まあ、こちとらマッスルコントロールで
肌もぶりぶりの女のものにしてるから違和感が無いがね。それにしてもマッスルコントロールは脛(すね)毛まで引っ込めることが出来るから便利だぜ。
 でもってブラウスを着て…この時にボタンが男とは反対だから注意だ。この細い指と長い爪だとボタンが留めにくいな…でも先に手も女にしておかないと袖のボタンが締まらないからな。
 次にスカートを履いて…と。
 この履いても履いてなくても殆ど変わり無い着心地がポイントだ。
 次にハイヒールを履いて…と。バランスが取りにくいのは忍者の対術でカバーさ。忍術がこんなところで役に立つとはね。ふふふ。
 とりあえず次にカツラだ。さっさとカツラ付けないと
鏡を見るのが辛いからな。一応顔も女になってるけど髪形が男だからまんま女装しているオカマにしか見えん。…女装してるのは間違いないが。
 よし、カツラはこんなもんだろう。
 ネックレスをして…イヤリングをして…と。この鏡に向かってイヤリングを付ける瞬間は何度やっても自分の姿ながら複雑な気分になっちまうぜ。アブねえなあ。ま、自覚症状がある内は大丈夫だろう。多分。
 でもってメイクを…。この口紅を塗る瞬間のぬるっとした感触は何ともいえないなあ…そういえばこの間、新色が発売されたって言ってたな。今度あそこの百貨店に買いに行こう。なーに女の姿で行けば怪しまれることはない。
 てゆーかこのドレスだって自腹だぜ。くぅ〜。大体メイク道具って高いんだよ。下着も高いし。オレはコスプレ趣味無いからまだマシけどさぁ。
 一応「オシャレな女」って設定だから
ファッションチェックも欠かせないし…結構大変なんだよ。この間思わず男のまんま女物の下着売り場に入って白い目で見られたからな。その内公衆浴場とかで普通に女の方に入っちまいそうでヤバイな。ま、もしもそうなったら国家権力でもみ消すけどな。
 そもそも最近オレの部屋って
女物ばかりなんだよなあ…仕事とはいえこれじゃあ女の部屋にしか見えねえよなあ。
 洗濯物だってあんなにブラジャーとパンティ並べて干してるのなんて壮観だったよ。確かこの間下着ドロに遭ったんだよなぁ。物好きな泥棒だぜ。
そのパンティ履いてたのはオレだっての。
(メイクには小一時間掛かるので中略)
 よーし出来た!これで完璧だ。
 いつもは「木場優子」仕様の野暮ったい黒ぶち眼鏡を掛ける必要も無い!目一杯の「美女モード」で行ってやるぜ。
 しっかし、
「着飾った時のギャップの為に普段は伊達眼鏡掛けてろ」って板垣首相が言い出したんだよなあ(注:多分言ってません)…何だかんだ言って結構楽しんでんじゃねえかオヤジめ。
 まーいー。
 とりあえず完璧な女になったし!これでムサイ敵とのどつき合いが無ければこの任務も楽なんだけどなあ…。
 …誰も見てないよな?
 この場でくるっと!
 うおっ!スカートがぶわあ!と広がるぜ!これやったの久しぶりだなあ。でもって空中に広がってるのを押さえつけたりして…って
オレはマリリン・モンローかっての!
 折角鏡あるんだし…うふっ!
 …流石に恥ずかしいなこりゃ。っつっても毎度敵に女の身体で素っ裸にひん剥かれてるのも客観的に見れば相当恥ずかしいけどな。
 だから下着には手を抜けねえ。幾ら外見が完璧な美女でも下着がトランクスだったりしたら幻滅だからな…。ま、どうせバラすんだしいいとは思うけど一応ね。

 おっと!そろそろ時間だ。内股で女性的な仕草モードにして…間違っても男言葉が咄嗟に出たりしないように脳内でも女言葉にしておかんと。
 行くわよ!優子!よ〜し、完璧ぃ!
 さあ出発!

*注:このモノローグは全て真城の妄想です。実際の漫画にはこんな素晴らしい場面はありませんので、実際に読んで「着替えシーンがねえじゃねえか!」とかのクレームはご遠慮下さい。

 ちなみにイレギュラーなパターンとしては旧コミックス版の12巻で敵に筋肉弛緩剤を打たれてマッスルコントロールを解放出来なくなり、男に戻れない(!)状態になって今度という今度は貞操の危機!?という展開や、「マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ」第4巻で牙が薬物によって「淫乱女」に洗脳されてしまうシチュエーションなどがあります。
 …ま、
多くを期待し無い様に(^^;;、とだけ申し上げておきましょう。
 ぶっちゃけ
どこから読んでもそう変わらないので巻数は多いですが適当につまみ食いしてみる感じでいいのではないでしょうか。何度も復刻されていて、愛蔵版にまとめられていたり、この頃は廉価版がコンビニに並んでいたりするみたいなので入手難易度は「1」(最も簡単)でしょう。

 「性転換萌え」とか言うよりもより直接的に性的なアイコンを見せ付けて大脳新皮質を刺激するタイプの漫画が
たまたまTSだった、みたいなパターンではあるのですが、それにしても主人公が女性への性転換(?)と女装を繰り返すことは間違いなく、その意味では結構楽しめるのではないでしょうか。
 普通の男性も女装には興味なくても女性の下着とか見ると興奮するでしょ?あんな感じ。TSへの興味もTS願望も無くても女性に変身する男を見るとムラムラ来るんですよ。多分。

 これまで紹介した中でも一番描写がバイオレンスなのであんまり若い子にはオススメしにくいです。「北斗の拳」辺りの洗礼を受けていた私は結構楽しみましたが(^^。
 無理だろうけど「完全に戻れなくなった」状態で1ヶ月とかあっても面白そうだけど…それでもうろたえないんだろうなあ…。2006.11.26.Sun.

*ちなみに今回スキャンした画像は旧装丁版の1巻と4巻からですので、該当場面がどうしても読みたい!という方は序盤を探してみてください
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 2
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 3
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 4
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 5
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 6
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 7
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 8
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 9
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ10
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ11
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ12
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ13
マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ
[少年向け:コミックセット]
続編(?)においてかつて平松氏が連載で当てた「ブラックエンジェルズ」と競演しています。
パターンは似たようなものですので安心して(?)どうぞ!
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