×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

TS関係のオススメ本06-10


*アップロードする際に在庫を確認してから行ってはいますが、なにぶん古い本が多い為、時間が経過することで在庫切れになる場合もございますのでご了承下さい。
真城 悠


・スポンサーサイトもご覧ください。


放課後保健室(2004年〜・水城せとな・秋田書店)
放課後保健室 放課後保健室 」
放課後保健室 2
放課後保健室 3
放課後保健室 4
放課後保健室 5
放課後保健室 6
放課後保健室 7
以下続巻

10-08 「放課後保健室 7放課後保健室 8(レビューはこちら


 今日ご紹介するのは放課後保健室ですが…はっきり言いますが
これは凄いですよ。
 正に白昼夢というか、幻覚系。
作者がクスリをキめながら描いたんじゃないかと思う混沌の世界にあなたを導き…そしてTSもありです(爆)。

これが真白くん。一見普通の男の子ですが秘密があります


日常に少しずつ忍び寄る不吉な影

 高校生・一条真白(いちじょう・ましろ)君という気になる名前の(^^;;主人公がある日突然、謎の地下保健室に呼び出されます。

魅惑の美女先生登場。美しい薔薇にはとげがあるもの


とっても惹かれる構造の保健室(*^^*。
「保健室で目が覚めたら…」はTS妄想の定番メニュー

 ここで「卒業する為の試験」と称して、「夢の中の世界」へといざなわれることになるのです。
 どうやらここで何らかの条件を満たすと「卒業」することが出来るらしいのです。
 徐々に消えていた生徒達はどうやらこの試験に合格したらしいです。

 ということで、主人公はなりゆきで「卒業試験」に挑みます。

 ここで展開する
悪夢の様なビジュアル常軌を逸した暴走ぶりは一見の価値ありです。

 のっけから謎のびしょぬれ少女に主人公は
刺殺されてしまうんです。

この恐ろしい目つきの少女は紅葉(後述)の変身後の姿

 もう何が何だか分かりません。
 どうやらこの世界に登場する人物やら怪物やらは、生徒たちが変身(?)した姿みたいなんですね。

 ここでご紹介するのは生徒の誰かが変身(?)した姿です。

死んでません。このまま生きて(?)動いてます


常に主人公に襲い掛かる謎の甲冑


この「腕」が誰かの変身した姿。誰なのかは未だに不明。


珍しい人間型。ただ、性格は極悪

 読んでいて何度も思ったのですが、
これほど奇妙な漫画は初めてかも知れません。
 色々考えようにも絵の与えるインパクトが強すぎて
感情を押し流してしまうんです。
 正直、脱落者も多数いることでしょう。私もそっちになりかけました。
「な、何なんだこれは!?」と。

 しかし、奇妙に後を引く感覚があり、気が付くと追体験したくて何度も読み返している麻薬みたいな魅力があります。
 それに、あの奇妙奇天烈なビジュアルにはちゃんと意味があるんです。

目つきの悪いあの女の子の正体。紅葉。
エピソードの大半が彼女との恋愛描写に費やされます(現時点)

 あの奇天烈過ぎる姿は
「本当の心を象徴した姿」でそれが夢に現れるそうです。
 つまりあの白昼夢は思春期の彼ら彼女らの
心象風景の一部だったんですね。この感覚に付いて来られる様になればもう一歩です。

 …実はここまで一つ大事なポイントを避けて来ました。

 実は主人公の真白くんはとても深刻な悩みを抱えています。
 それは上半身は男の子だけど
下半身は女の子であるということ。
 名言されていないのですが、恐らく半陰陽などの身体的なハンディキャップなのでしょう。
 しかし、意識は完全に男の子で、
遂に生理を迎えてしまったことで大変動揺しているところにあの「放課後保健室」に立ち向かわされたんです。
 元から(下半身だけ)女の子なので厳密にはTSではないのですが、意識が男の子なので当サイト的には何の問題も無しです。

 え?じゃあ
真白くんはあの世界でどういう姿に変わっているかって?

 
大変素晴らしい質問です。

 ここでご紹介するのがこの手の場面の中でも屈指のショッキングな場面です。
 敢えていきなり見せますので心の準備をどうぞ。

 放課後保健室でふと鏡を視た時のことです。






















































 なんと、彼は
ふと気が付くとスカートを履かされていたんです!

 な、
何て素晴らしい漫画でしょう!

 …この手の「ふと気付くと○○の姿に変えられていた」系のお話って沢山あると思うんですよ。
 まあTSものの「美少女になっていた」とかは確かにありますが、彼の場合上半身はそのままで、
鏡を見てスカートを履かされていることに気付いたと。
 この何とも力の持って行き様の無い感じがたまりません。

 恐らく純文学だったら
「怪物化していた」とかだと思うんです。カフカの「変身」みたいに。或いは脱糞、失禁していたとか(結構マジです)。
 他には…そうですねえ。
老人になっていたとかそれこそTS的に美女になっていたとかでもいいですよ。どれも発狂しそうな恐怖には違いありません。

 しかし、
スカートを履かされていたですよ!?
 他の人はトンでもないことになっているのに
自分は強制女装!?
 この、可愛らしくもおぞましいシチュエーション。正に「いたしかゆし」こそ最上とする私の価値観にぴたり合致します。

 …これは要するに彼の心象風景なんですね。
 意識は完全に男だけども、生殖器は女性のもので、しかもそれが遂に生理を迎えてしまったことで、肉体的には完全に女であることを受け入れなくてはならない…そういう
不安な心理が反映しているのです。
 完全に女性になっているのではないのがポイント。

 ですから、どれほど固い決意を抱いて放課後保健室に立ち向かってもこんなことになっちゃうんです。



 こっちの世界に来てしまうと
何故か着ているのは女子の制服です。
 TSファンとしては
このシチュエーションだけで千両を差し上げたい

 その後も物語は続き、誰が夢の中では誰に変わっているのか?といった謎解きや実際の人間関係までが夢の世界での影響を受けたりと、混沌としながらも謎の解明に向けて蛇行して進んでいきます。

 この世界はそもそも一体なんなのか?「卒業」したならば一体どうなってしまうのか?
 実はまだ完結していないので結末は分からないんです。
 あれだけ引っ張った真白くんと紅葉の関係も激動を迎え、益々目が離せません。
 巻数が増えちゃうと追いかけるのが大変になるので、興味を覚えた方ならば今のうちにどうぞ!
2007.01.07.Sun.
こちら←前の作品へ     次の作品へ→こちら


本家:「真城の城」 http://kayochan.com


ブログ「真城の居間
http://white.ap.teacup.com/mashiroyuh/