TS関係のオススメ本07-06


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真城 悠


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幸福押し売り! ピントはずれの青い鳥!!
(テレビアニメ「うる星やつら」1985年9月4日(水)放送・フジテレビ)
(「うる星やつらDVD Vol.44」収録
面堂「とにかく、青い鳥のところに案内しろ」
面堂「貴様〜っ!この惨状が目に入らんのか〜っ!」
あたる「離せよ…。あ、遅いか…」
 !!!!!っ!
面堂「貴様…わざとやったな…」
あたる「とりゃっ!」






面堂「いやぁ〜!諸星くんったらぁ〜!」
あたる「かっあいぃ〜!」
面堂「手打ちだ〜っ!手打だ〜〜っ!
あたる「女の子は刀なんか振り回すもんじゃないぞ」
温泉マーク「諸星〜っ!」
あたる「温泉ちゃ〜ん!お元気?」
あたる「うおっ!グラマラス!」
温泉マーク「な、何だぁ!?」







女にされた面々「もろぼし〜っ!!!」














 …如何でしょう?
 先日フィリップ・K・ディックの模造記憶収録の「この卑しき地上に」をご紹介する際に「もしかしたら史上初の集団性転換パニック小説」と書いたのですが、
映像作品における史上初の「集団性転換パニックもの」といえばこれなのではないかと思うのです。それがテレビアニメ「うる星やつら」の幸福押し売り! ピントはずれの青い鳥!!」の回なんですね。
 ご覧になってお分かりの通り、スケベ男諸星あたる(もろぼし・あたる)は手を触れた男を女にしてその上女装させる能力を得、のみならず手当たり次第に学校の人間を性転換しまくる暴挙に出るのです。

 一つだけ確実に言えるのは、
これが無かったら私は「華代ちゃん」を始めとした「集団性転換パニック小説」はまず間違いなく書かなかったということ。
 それほどまでに人生に地殻変動をもたらしてくれた至高の作品です。
 勿論、「究極」は「原生動物」に譲ってしまうのですが、あちらが単体の性転換被害であったのに対し、こちらは
膨大な数をしかも無差別に性転換被害に巻き込むのがポイント。

 「うる星やつら」の不条理なところは、あたるに女にされる
被害者には何の落ち度も無いということ。その辺を歩いていて不幸にもあたるに出会ったのが運のつき、セーラー服姿の女子高生にされてしまいます。

 衝撃を受けたポイントを書いていけばそれこそ一冊の本になるのですが、何しろあっという間に変わってしまうのみならず、
着ている服まで女物に変わってしまうのです。
 
こんなご都合主義があったでしょうか

 この幸福押し売り! ピントはずれの青い鳥!!で学んだのは
「ここまでムチャクチャやっちゃっていいんだ!」という教訓でした。

 冗談でも何でもなく、このアニメに出会わなかったら私の書くTS小説は「朝目が覚めたら女になっていて…」というありがち定番パターンを脱することは無かったと思います。


 中でも衝撃的だったのが
女にされてスカートをめくられる面堂終太郎

 これ以前にも女装・TSがらみの屈辱は何度も味合わされている彼ですが、
これは本当にヒドイです。
 男にとってこれほどの屈辱があるでしょうか。
 しかもよくご覧になって下さい。

 ストップモーションで確認したのですが、一番スカートがめくり上げられた瞬間のショットです。
 腰まである長い髪に真っ赤なスカーフという「定番」「コテコテ」のセーラー服姿。個人的には黒を貴重とした
冬服が希望だったのですが、それはともかく何か気付くことあります?

 そう、
下着です。
 薄くて見えにくいのですが、肌色に近いピンクのレース地のパンティを履いていますが、個人的に経絡秘孔を付いてきたのが
肌着
 スカートの内側を満遍なく埋め尽くす白い女性ものの下着です。スリップとかシュミーズとか呼ばれるものですね。
 放送当時私は彼ら(高校生)よりも年下だったのですが、
余りの生々しさに衝撃を受けました。
 この大人(年上)の女性の下着をばっちり身につけた(つけさせられた)面堂…。

 一瞬にして女に変えられるというだけでも衝撃的だったのに、
一瞬にして女装させられる…。しかも本格的な女性下着まで同時に着せられるんですよ!

 この画面を見ていて、スカートの頼りない感触(想像)と共に、
肌につるつるすべすべと吸い付いてくる女性ものの下着の感触までが伝わってきました(妄想)。
 何というか、これはもう
学芸会女装の粋を超えています(そりゃ身体まで女の肉体に変わっているんですからそうなんですけど)。
 何というか、
「シャレにならん」と思ったんですね。子供の私が(^^;;。
 幼稚園の頃とかふざけてスカートを履いてみた男の子の友達とかいるんですけど、大抵は半ズボンの上から羽織るくらい。恐らく高校生の学芸会とか、大学の学園祭とかもそれと五十歩百歩でしょ?


一度は元に戻れた面堂ですが、あたるに触れられるとまた女に逆戻り
 しかし、これはもう「男の女装」とかではなくて、何と言うか生活習慣まで含めてになってしまった!感じがするんですよ。分かります(*^^*?
 いくら余興の女装ったって、下着まで完備するとなると一線を越える感じがするじゃないですか。

 ですから一瞬にして朝、
下着まで含めた身繕いをする女版面堂の姿が脳内にフラッシュバックし、翌日から女生徒として制服姿で投稿する面堂が見えたんです!

 この辺りからもアマチュアTS作家・真城悠のルーツであるということがお分かりになるでしょう(核爆)。

 それにしても何度見ても「ここまでやるかなあ」と言うほど凄いです。単に女にするってんならスカートだけでいいじゃん。それを
パンティに留まらず下着(肌着)まで描きこむとは…だってこれ、(元)男のスカートの中ですよ!?女の子のキャラですらここまで丹念に描きこまないでしょうに…。
 1985年放送ですから
今から22年前です。

 濃いTSファンが「らんま程度では温(ぬる)い」と思わず言ってしまう理由がお分かりになったでしょうか(*^^*?

 しかも、面堂はその後あたるを追いかけながら涙を流しているのです。

ちょっと見えにくいのですが、目尻に涙が溜まっており、水滴が飛んでいくアニメーションがあります。

 この他にも被害者は大勢いて、メガネを始めとしたレギュラーや校長、錯乱坊(チェリー)すら被害に遭います。
 解決策は何となく察されるという欠点(!)はあるものの、結局誰一人元に戻ることが出来ず、ムチャクチャになったままお話はぶっつりと終わってしまいます。

 これが原生動物」の様に「絶対に元に戻れない」ことを示唆して終わったのならば更に良かったのですが、流石にそれは贅沢を望みすぎでしょう(*^^*。

 ただ、現代風にリメイクしたらどうなるのかなあ?という思いは常にあります。今だと女子高生で膝下まであるスカートのセーラー服ってことは無いでしょう。お馴染みトラッド調のブレザーになると思います。スカートも最初から短いからめくりやすいし(核爆)。
 …ま、常にそういうのを作りたいと頑張っているわけですよ。「まほーのRIBBON」とかね。

 私が子供の頃は足掛け5年にも渡るテレビアニメの映像メディアなんてまず発売されることは絶望的でしたから本当に悶々としておりました。
 実は史上初の「LD−BOX」はこのテレビアニメ版「うる星やつら」によって生まれた商品カテゴリなんです。
 209話収録で20万円超!
 これがどれだけ欲しかったことか…(;´Д⊂…。
 さもなければ再放送しているのをどうにか抑えるしかないんですが、当時はこの話数が第何回に当たるのかすら分かっていませんでしたからねえ…。
 しかし、今はDVDの単品が手に入るんです!本当にいい時代になりました。原作漫画に該当部分が存在しない「原生動物と違って漫画はちゃんと後半の展開があります。それでもこのアニメ版の破壊力は一向に衰えないと思いますけどね(^^。

 最後に、
女になった面堂にときめいてしまい(定番!)、住所と電話番号を聞こうとするラストにフリーズするカットを紹介してお別れです。
2007.01.14.Sun.












































































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