TS関係のオススメ本08-08
*アップロードする際に在庫を確認してから行ってはいますが、なにぶん古い本が多い為、時間が経過することで在庫切れになる場合もございますのでご了承下さい。 真城 悠 |
「絶対無敵ライジンオー ―僕たち地球防衛組〈下〉」 (1994年・園田英樹・角川スニーカー文庫) |
「絶対無敵ライジンオー」とは1991年(平成3年)4月3日から1992年(平成4年)3月25日に放送されたサンライズ制作のアニメで、「エルドラン・シリーズ」と呼ばれる作品の第一弾に当たります。 宇宙からやってきた謎のおっさん、「エルドラン」が何故か小学生の子供達に巨大ロボットを託し、地球侵略を阻止してもらうという少々強引な設定。 しかし好評を博したのかその後「元気爆発ガンバルガー」「熱血最強ゴウザウラー 」と足掛け4年に渡って放送される人気シリーズになりました。 その後は「勇者シリーズ」などに活躍の場を譲る形で自然とフェードアウトしていますが、この頃子供だった大きなお友達の間では根強い人気を誇ります。 その小説版は、テレビシリーズの脚本家も勤めた園田英樹氏。 発行が「新世紀エヴァンゲリオン」放送1年前で、「ゴウザウラー」の放送終了の1994年ですから「ライジンオー」そのものはテレビで放送終了してから2年の月日が経過しています。 このアニメは放送後も大変な人気を誇り、度重なるOAVの発売、放送終了後のイベントなどが行われており、この時期ですらまだまだ人気があったみたいです。 全4編収録されていますがその中の「邪悪獣オカマーンの逆襲!?」が該当。 「白鳥マリア」といういつも活発でスカートなんて履いた事も無いキャラ(女の子ね)が、何を発奮したんだかスカートを履いて学校に行ってしまいます。 当然同級生にはからかわれまくり、ひどく馬鹿にされます。 |
お馴染みスカートめくりですが、アニメの中ならともかく 実際にやったら今だと訴訟もんでしょう。 私が子供の頃にも男子が女子のスカートめくってからかう場面なんか見なかったけどなあ。 学園祭で男子のスカートを女子がめくる場面は見たけど(核爆) |
そのまま学校を飛び出して公園のベンチで嘆くのですが、なんとそれを聞いていた「オッカマーン」(安易な…)という敵の怪物が「願いを聞き届けたぞ!」とばかりに暴走を開始します。 こいつの能力は「女の子を増やす能力」。 そう、男を女に変える能力なんですねー。 「女を男に変える」という「性転換」一般ではなくて、あくまでも「男→女」限定というのが結構ミソか? そして「スカートを履く気持ちを分かるが良い!」と道行く男たちを片っ端から性転換した上にスカートを履かせまくる(!!)という素晴らしい展開に。 こ、これって「集団性転換パニック」ではありませんか! この部分が意外や意外、結構萌えるんですわ。幾つか引用。 ちなみに一番最初に犠牲になるのがとあるアニメの脚本家だったりします。う〜ん…。 |
素晴らしい「集団性転換パニック」の阿鼻叫喚(?)。 |
勿論、ライジンオーに乗り込む主人公含むクラスメートたちも餌食になります! 強引に喋る言葉まで女言葉になってしまうのも敵の特殊能力のためということになればある程度説得力もあります。 |
Σ(゜Д゜)ア、アニメデミテエ… |
最後には倒して全員元に戻れるんですけど、非常に美味しい展開でした。イラストが該当場面とかにも全く無いのが残念ですがこれもアニメ化して欲しかったなあ…。 嫌味の無い可愛らしい絵柄だし、女の子に変わった後もさぞ可愛かったんじゃないかと。 |
非常にシュールなことを言っている仁。TSものの醍醐味ですな(*^^*。 |
これは知らなかったのですが、本放送が終了してからかなり経過してから行われたファンのためのイベントの舞台上にて「オッカマーン」が登場する寸劇が開催されたことがあるみたいです。 ちなみにこの一冊は私が初めて購入して当時乗り回していたバイク(!)で傷心旅行をしていた時にたまたま目に入ったBOOKOFFで購入したという思い出深い一冊でもあります。 何故か該当情報だけはかなり前から知っていたんですが、当時「ティラノ」(懐かしいっ!)は矢鱈(やたら)に見たんですけど、「ライジンオー」は本当に見かけませんでした。 当時台頭し始めていた「新古書店」であるBOOKOFFの流石の品揃えに、古くからの古本屋めぐりをしていた私は大いに驚いたものでした。 昔話をしちゃいましたが。 流石にこれは無いだろと思っていたら結構在庫がありますね。勿論マーケットプレイスですけど。 ということで、引用箇所で「ピン!」と来たならば是非! 2007.01.30.Tue. |
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