TS関係のオススメ本09


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真城 悠


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プリンセス・プリンセス(2002年〜2006年・つだみきよ・新書館)

 「プリンセス・プリンセス」は80年代を席巻したガールズ・バンドのことでは勿論無く、つだみきよ先生による女装漫画。
 このタイトルはダウンタウンの「何で2回言うねん!」というツッコミから生まれた「ハンター×ハンター」とは何の関係も無く、相方の影木栄貴(えいき・えいき)さんの「トレイン☆トレイン」にインスパイアされてのものなんだとか。
 男子校の生徒のうち、
特に美しい生徒に女装してもらって「姫」として他の男子生徒を癒してもらう、という制度を巡る物語。全五巻。

全員男の子ですが、こういうのが仕事です。ちなみに3巻の裏表紙

 …と書くとそれだけで全て終わってしまう訳ですが、この特異でありながら発想そのものは決して斬新という訳では無い漫画は定番のCDドラマは勿論、アニメ化とそして何と
実写化まで成し遂げるに至る大人気作となりました。
 つだ先生ご本人も
「どうしてこんなに受けたのか」についてはかなり当惑なさっているらしく、単行本巻末のエッセイ漫画で盛んに首を捻っていらっしゃいます。

 アニメ版及び実写ドラマ版は真城が田舎者であるため視聴できないこともあって今回はパス。漫画版に絞ります。
 私はこういう大ヒット作を見ると「何故こんなに受けたのか?」を
分析したくなる性癖が御座いまして、今回は「紹介」という側面は余り無く、そっち方面に筆を滑らせます。

 余りにもメジャーな作品なので、今回は読者の皆さんが
全巻読んでいることが前提となっていますのでご了承下さい。

 …と思ってたんですが、一応読んでいなくても「どんな漫画か?」程度は上手く伝わる様に書こうと思います。はい(*^^*;;。

一応主人公ということになるであろう河野亨は初日から何故か歓迎ムードであることに戸惑い気味

 さて、この漫画が大ヒットとなった要因です。
 乱暴すぎる分析で恐縮なのですが、まず第一に
「登場人物がとても多い」こと、が挙げられるのではないかと。

 「ハァ?何じゃそりゃ?」という声が聞こえてきそうですが、私はある程度以上ブレイクする作品にはこれが必須なのではないかと常々考えています。
 「キン肉マン」などは読者から「超人」を募って次々に登場させる形式を見てもお分かりの通り膨大な数の「超人」が登場します。

 「聖闘士星矢」なども次から次へと聖闘士(セイント)が増殖。ギリシャ神話のみならず北欧神話の神様まで繰り出したのは皆さんご存知の通り(アジア系の神話世界に進出する予定もあったんだとか)。

 「魁 ! 男塾」も次から次へと訳の分からん敵が出てきますし、「幽☆遊☆白書」などもトーナメントのチーム戦があるのでとても多彩。そういえば「スラムダンク」もそうでしたね。
 古くは「うる星やつら」などもそうですし、「ドラゴンボール」もとても多いですね。

これが「主役達を食う」ほどの存在感を示し、山のようなファンレターが届いたという有定会長の初出コマ

 私はドラゴンボール幽☆遊☆白書スラムダンクとジャンプ全盛期の後半を彩った作品群が次々に終わっていく中で、「次に盛り上がる作品は?」という話題が出た際「次は「るろうに剣心」だろう」という論に「いや、登場人物が少ないからそこまでは無理だろう」と思っていました。

 あ、勿論だから「「るろうに剣心」が駄作」とか言ってる訳ではありませんよ。そこそこ登場人物の数が出ているのも知っています。
 ただ、「誰が主役なのかすら分からん」ほど多彩な登場人物が並列に並んではいませんでしたよね?「主人公は誰か?」と聞けば迷い無く剣心。そこは揺らがないわけです。

 しかし、じゃあスラムダンクの主人公はそりゃ桜木花道に決まってはいますが、あれは流川を主人公に見立てることもあながち不可能ではなく、赤木キャプテン(ゴリ)視点も多く入っています。
 何しろ聖闘士星矢では主人公(のはず)の星矢は確か遂に人気投票では一位になれず、キン肉マンの人気投票はラーメンマンの天下。幽☆遊☆白書の飛影の異常人気と、人気作には常に「主役を食う」人気脇役が溢れています。

 ここで話が「プリ・プリ」に戻るんですが、「ファミリー・コンプレックス」ではほぼ坂本一家(というか秋良)に集約され、「革命の日」では恵主観でした。それが本作で一気に広がります。

実は彼がいないとお話そのものが成り立たない名バイプレイヤー、衣装係の名田庄。
 「手に職がある」人間なのである意味一番将来有望だと思います。
「げんしけん」でコスプレオタクとして登場した田中は卒業後に特技を活かして服飾系の専門学校に進みました。
 ちなみにドラマ版ではオカマキャラとして演出されていましたが、これは個人的にちょっと不満。
名田庄先輩はマニアではありますが、決してオカマキャラではありません。
寧(むし)ろ精神的傾向ではマッチョ系じゃないかと思うくらいで。
アキバのフィギアおたくたちって別にオカマじゃないでしょ?

 主役からしてまず個性豊かな三人組。
 そこに持ってきて一人でも主役を張れる逸材の坂本秋良、どの姫よりも目立ちまくっていた会長、インパクト抜群の衣装係 …などなど。
 しかもキャラ造形に困ったつだ先生が革命の日から実琴を引っ張ってきたりするもんだから、さながら
「つだ作品の集大成」的な様相を帯びるに至ります。

 大分違いますが、つだ版「バイオレンスジャック」(*)みたいなもんでしょう。アトムを始めとした手塚作品のキャラが次々にゲストで登場する「ブラック・ジャック」に準(なぞら)えてもいいんですが、元々手塚先生は「スター・システム」を取ってますからねえ。

(*バイオレンスジャックはご存知永井豪先生の代表作。それまでの永井漫画のキャラクター(キューティー・ハニーとかも出るよ)が
次々に登場しては殺されていく(!)という正に集大成的な作品)

何故か入学直後から「姫」が確定しているかのように扱われている河野。
後に「姫」前任者が卒業時点で新入生から選出するという設定が付け加わっただけに編入生とはいえ不自然。
 ま、この時には実琴の負担を軽減するためということで秋良が進言したことになってますが…。

 ただ、それでも決定的な要因ではないでしょう。登場人物の数が多ければいいのならば矢鱈(やたら)沢山出せばそれだけでヒットしないとおかしいし。
 私はこの
「男子校における『強制女装システム』」という絶妙なアイテムが非常に大衆のツボを突いたのではないかと思うんです。

 ここでTS作品の魅力を語り始めるとキリが無いのでその辺はこれまで散々やってきたレビューを参照してもらうとして、要するに
「適度な刺激」に収まっていたのではないか?と思うのですね。
 恐らくですが、TSに馴染みの無い一般読者にとっては「性転換」は
ちょっとキツ過ぎるアイテムなんですよ。

 確かに「らんま1/2」とかは受けたけどあれは例外。実際らんま以外でTSをメインモチーフにした国民的な作品と言えば映画版「転校生」位しか思い浮びません。

とにかく嫌がっている実琴は優良素材の河野に「替わってくれ」としつこく迫ります。
この時点では「部屋を替わる」という意味だと思っている河野、というギャップが笑いどころ。

 しかし、「女装」ならばまだ抵抗が少ないと。
 ただ、これが「服装倒錯」とかいう段階に行ってしまうと当然
一般読者はドン引きです(爆)。

 確かに「女子高潜入もの」やら
「潜入ミッション」で「女装」は多用されるわけですが、どれも目くらまし。一時凌(しの)ぎにしか過ぎません。

 何しろ「女装」であるからには彼らは「女装した男の子」という言ってみれば
「異常な状態」であり、これを永続させようとしたならば何らかの工夫が必要になってくる訳です。

 そもそも「男の子が女装する」ことに合理的な理由を設定することそのものが
非常に困難であると言わざるを得ません。
 ましてや本人が嫌がっているのならば尚更です。「どうしても女装せざるを得ないシチュエーション」を構築できたとしても、ある程度以上の期間が経過するならば「女装」以外の代替案にバトンタッチしなくては説得力がありません。

アニメ化に当たって声優さんたちのインタビューも随分読みましたが男性陣は一様に
「自分だったら絶対に嫌」と口を揃えていました(爆)。
 確かに漫画やアニメの世界でならともかく、リアルだと引きますよね。
実写版は割合その辺の「実も蓋も無さ」が出ちゃってたと思うんですが…どうなんでしょう。序盤しか観てないけど。

 しかし、
「制度として存在する」となると、ここに「集団の秩序として要請される」という「大義名分」が成り立ちます。

 言ってみれば「ハレ」の舞台である
「学園祭(文化祭)女装」機能としては同じです。
 この「年中文化祭」状態という異常空間においては「女装した男の子」という立場がそのまま存在意義を持つ訳です。

 これは断言してもいいのですが、彼らは「女の子がいないから、その代替物」として存在していることに建前上なってはいますが、
実はそうではありません

 ならばその役割を
実際の女の子を数人編入させる形で配置したらどうでしょうか?数少ない女性ですから多少造形的に難があろうとも(ヒドイ)、大いにチヤホヤしてもらえるのは間違いないでしょう。
 ただ、「姫」たちと同じように
「聖性」まで持ったかと言えばそうとは思えないんですね。

まるで教祖と信者の関係。
もしも本当の女性だったら貞操の危機がどうのという生臭い話になったことでしょう

 恐らく遠からず男子生徒たちは、女の子同士で群れてギャーギャーわめきながら学食を食い散らかす「(本物の)姫」たちに
幻滅し、「(本物の)姫」たちもすぐにキモくてムサい男どもを軽蔑しながら役をこなすことになるでしょう。

 その点「姫」たちは
「女の裏側」なんぞ見せません。そりゃ男なんだから見せようが無いんですが。
 また、自分達に熱狂する男どもをうっとおしいとは多少思うでしょうが、
軽蔑までは決してしないでしょう。

文化祭時の「姫のキスマークスタンプラリー」中のひとコマ。実際の女性相手に目の前で
こんなにうっとりしたらさぞ引かれるでしょうなあ…。
彼らはその存在を通して「幻想の理想の女性像」を見ているのです

 実際問題彼らが着ているようなゴスロリ衣装(*)は
女性の普段着とは到底言えず、逆説的に「女装である」からこそ違和感が無いとすら言える有様。
(*連載開始時には今ほどのゴスロリブームは来ていなかったそうですが、描くのが大変であるにも関わらずつだ先生がフィーリングでコンセプトを選んだそうです。時代に愛された作品には数多くの幸運がめぐり合わされることが多いのですが、これなど正にその典型でしょう)

 だって、仮に
特別編入させられた女子生徒がナースメイド風ゴスロリ衣装着て校内歩きますか?普通に制服か私服でしょ?

鬼才・名田庄先輩による「ナーステイスト風メイド服」。
テレビ番組の「学校へ行こう!」を見る限り、結構「おねえ系」の男子高生(見た目も美少女同然)
はいるみたいなんですが、彼らはあくまで男性としてのアイデンティティは崩しません。
それも読者の安心を誘うのではあるまいかと。

 つまり、「男の子の女装している状態」であるからこそ「純粋に女性的な可愛らしさ(のみ)を追求した造形」という「象徴として」機能している訳で、
決して代替物などでは無いんです。

 むしろ
「男の子でないと駄目」なんですよ。
 この辺は「女よりも女らしい」とよく言われる女形(おやま)に少し似ているかもしれません。

自習中に普通に性別を間違えられてナンパされる「姫」たち。
この場合は(女装した男の子としてではなく)「女性として」ナンパされている訳です。
とあるテレビ番組で女形の若手の方が「これが目標」と言ってました

 そして、実はこの物語がここまで受けた要因の一つと思われるのが「人間ドラマ」をしっかり織り込んでいたこと。
 正直「革命の日」ではちょっと鬱陶しかった「人間ドラマ」が非常にいいブレンドで配合されていたと思います。
 例えば、一応狂言回しと言えるであろう河野亨が姫に志願することになったのも、「経済的な理由」がとても大きいのです(姫は学食が無料だったり、グッズの売り上げの一部が懐に入ったりと経済的には恵まれている)。

連載のごく初期になされた「姫」に勧誘される際のひとコマ。
この時にはたんにガメツいキャラだと思われていたが…。

 「女装潜入もの」では女装の
理由が時にエキセントリックになりがちなのですが、「姫制度」という非常に完成度が高く、適度な強制性を持つ制度に人間ドラマを盛り込みつつ合理的に選ぶのですからこれは見事なもの。

「妹」が男子校にまで入り込んできてひと騒動。
でも、彼女のお陰で「姫3人体制」になった訳で、実に有機的に結びついています

 更に結構意外な事実を暴露してしまいますと、彼らは
案外女装していないんです。
 「女装学園ドラマ」みたいな売りが非常に大きかったので、始終女装しているみたいなイメージがありますが、実際はこんな感じです(回または巻をまたいでの着っぱなしはカウントせず。「新登場」を回数としてカウント)。

@ 1巻106頁〜 (ゴスロリ)「『姫』お披露目会」衣装合わせ
(下図参照)
A 1巻124頁〜 (ゴスロリ)「『姫』お披露目会」本番
B 1巻130頁〜 (メイド服)運動部応援
C 1巻164頁〜 (ナーステイストメイド)運動部応援
D 3巻057頁〜 (セーラー服ベースのアイドル風ドレス)合唱コンクール前座
E 3巻132頁〜 (ゴスロリ)学園祭・姫キスマークスタンプラリー
F 5巻174頁〜 (アイドル風ステージ衣装)選挙プレステージ(下図参照)
G 5巻254頁〜 (色々)ファイナルステージ

 改めて数えてビックリしたんですが、なんと
たったの8回なんですね。
 流石にもう少し多いかと思ったのですが。

 2巻では1巻のエピソードでの続きとしてナーステイストメイドのまま序盤を過ごすものの、なんと本編中での新作女装は無し!そして番外編でも女装は無し!ある意味女装萌えを期待していた読者が一番肩透かしの巻でしょう。
 4巻も殆ど無し。実はこの後半にはもう選挙戦に突入してるんで「姫」イベントが脇に追いやられてしまいます。


皆さんお待ちかね!男性読者が一番ドキドキする初着替えシーンですよ!
もう言うこと無しの傑作場面です!…それにしても冷静だこと(*^^*;;。
こんな状況になったら平常心を保てない男子は多いと思うんですが、そこは女性作家というところか。
それが幸いした格好なのですから世の中分からないものです

作中最もセクシーと思われる網タイツ基調のアイドル風ドレス。
この作品が面白いのは「遺伝子を無視して完全に少女として描く」選択肢もあったのに
「女装した男の子」としての作画を貫いたこと。これはアニメ版でも同様で、背中から見ると
彼らですら結構ゴツく見える作画なんです。
ですから「ゴスロリ」なのは必然。過剰装飾による「足し算」で
露出度を少なくして演出する方法論だったのです。
ですがここでは珍しく「引き算」つまり「露出度を高くする」(より多くの肌を見せる)という
方法論が取られています。むき出しになった手足が網タイツで覆われているのは
少しでもボロが出るのを防いでいるのでしょう。また、露出度が高いことで露呈する体型
の問題もコルセットで締め付けることでカバーしています。
ちなみにこの衣装はゲームのジャケットにも採用されています。
プリンセス・プリンセス 姫たちのアブナい放課後 通常版
プリンセス・プリンセス 姫たちのアブナい放課後 通常版

 エキセントリックになりがちな設定を舞台にしつつ、意外にしっかりと人間ドラマをやっている作品と言えばげんしけんがある訳ですが、この調子だと
間違いなく長続きしません

 実際「
げんしけん」も主人公笹原の入学から卒業までを描いて4年で完結しましたし、「プリ・プリ」もラストは卒業式で締め。

ファイナルステージ(5巻)においてやはり「姫」3人は純白のウェディングドレス姿で登場。
雑誌の応募券とコミックス5巻の帯の応募券を送るともらえた懸賞本にこの時のエスコート
相手を選ぶ際のエピソードが新作描き下ろしで掲載されています(*^^*。これは現在では入手困難必至!

 つまり「定番展開」にならない(というか出来ない)んです。
 でも、これでいいと思います。
 だって、「プリ・プリ」がどこから読んでもそんなに変わらない、相変わらずの女装展開で、
気がついたらもう50巻とか出てるとか嫌でしょ?嫌じゃないか(爆)。

 何やかや言ってもやっぱり
「面白いから」これだけヒットしたのは間違いないでしょうね(*^^*。

 本当は「姫」なんぞ軽くぶっちぎるこの漫画最強の癒しキャラ「坂本秋良」とか、革命の日」からゲスト出演してくれた
「TSしたキャラ史上最も幸福なキャラ」(真城が勝手に認定)吉田恵についてももっと書きたかったのですが今回はここまでにしましょう。

読み通した人なら誰でも納得!の最強癒しキャラ。坂本秋良(さかもと・あきら)。
どのキャラが一番好きかと聞かれたら迷わず彼ですね(*^^*

 ちなみに女性作家たるつだみきよ先生が何故ここまでTSに親和性の高い作品を続けざまにものにしたのか?ということですが、これは恐らく「ボーイズラブ」を描いてこられたためでしょう。

 女装はあっても男性同士の恋愛要素をバッサリと切り捨てた形になったことで、非常にバランスのいい作品に仕上がったことが大ヒットに繋がったというところではないでしょうか。

 更に、女性作家ならではの
「女装している可愛らしい男の子を哀願動物の様に可愛がる」という描写もそこかしこに存在します。
 どうやらウチの読者さんはそういう「可愛らしさ」優先の作品がとてもお好きらしくて、そうした分野の嚆矢である「エクスカリバー」や「超獣伝説ゲシュタルト」は今でも好調な売り上げです(*^^*。

 いつもならば反発する「得意げに女装姿を誇っている“嫌がっているはずの”男キャラ」という構図も、この作品ならば納得。
 残念ながらコミックス版においては雑誌ではカラーページだったり、折り込みのポスターだったりした大きな絵柄がモノクロの小さなものになってしまっているのですが…。

クリエイターならみんな大好きな(*^^*、アルフォンス・ミュシャ風に描かれた「姫」たち。
元は勿論カラーです。それにしてもこのドレスの美しさ!仕草の艶かしさ!
ちなみにこれはホンの一例で、他にも沢山あります

 まとまりませんが、もしもTSファンでこの作品を読んでいない方がいらっしゃったらそれはとても勿体無いことですから是非読みましょう(*^^*。

 掲載雑誌「ウイングス」も完全にこの連載に頼りっきりみたいで(爆)、表紙には大きく刷り込まれていますし、付録だおまけだと大盤振る舞い(*^^*。
 先日次世代の姫たちを主人公にして、「プリンセス・プリンセス+」(ぷらす)という新連載まで始まるというフィーバーぶり。連載が中断しているところから「人気があるかために終わらせて貰えない」状態ではないだろうか?などといらん心配までしてしまいます。

 ということで「とっくに読んでるし持ってるよ!」という声に怯えつつ(*^^*;;、オススメということで。
2007.03.03.Sat.

これが噂のアニメ版。全部は観てないのですがイタい主題歌はともかく作画レベルはムチャクチャ高いです!


こちらは実写ドラマ版。「黒姫」などというオリジナルキャラも登場するみたい。う〜ん
 
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 「プリンセス・プリンセス+」が遂に発売!
 実はある時期から連載を追いかけるのをやめていたのですが、巻数表示が無いところからもお分かりの通りこれ一冊で完結です。
 残念ではありますが、本当の意味での「後日談」ということですね。
 TSのみを求めるならばちょっと物足りないですが(それは本編も同じだし)、佳作なのは間違いなしです(*^^*。
 「プリンセス・プリンセス・プレミアム」という書籍がされました!
 この度中身を検分する機会を得たのですが、これはムッチャクチャオススメ!
 というのも、コミックス版では小さなサイズのモノクロで収録せざるを得なかった「WINGS」掲載の時には折り込みカラーポスターだった図柄も全部大きなサイズのカラーページにて収録されているのです!
 というかむしろこれをもって完全にコミックスを揃えた状態になると言うべきでしょう!
 コミックスを持っている方は必須!…と私は思います(*^^*。



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