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TS関係のオススメ本11-02


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真城 悠


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一年生になっちゃったら」第1巻
(2007年・大井 昌和 ・芳文社)
一年生になっちゃったら 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)
一年生になっちゃったら 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)

 先日何故か今年から大幅に値下げになった「このライトノベルがすごい!2008」を買いました。
このライトノベルがすごい!2008
このライトノベルがすごい!2008 『このライトノベルがすごい!』編集部

宝島社 2007-11-21
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おすすめ平均 star
star今年1年を振り返るには最適だが

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 ラノベのブームに便乗した同趣旨のムック本の類は何冊も出版されたのですが、唯一継続して続巻をだしてくれているとても有り難い書籍です。
 今年は該当作の余りの多さにたまりかねたのか「特集」なんてものが組まれていたのです。そう、「TS作品」の特集ですよ。

 私なんぞになりますと
ライトノベルを読む目的の80%くらいはTS目当てなので、「こんなジャンルもありますよ」的な紹介のされかたは結構新鮮でした。そもそもそれ以外の目的でライトノベル読む人がいるのかと(少し誇張)。

 冗談はともかく、「女→男」パターンのものまで取り混ぜて紹介されていたのが印象的。このパターンが紹介に一カテゴリ裂くほど数が出ていないというのが最大の理由ではありますが、同時に「パターンが逆ってだけで同じだろ?」的な視線も感じます。

 実はウチなどは「女装」を結構多く取り上げることからもお分かりの通り、
「TSっぽい萌え」ならば何でもいいところがあります。

 そして「TS」の近接ジャンルとして「AR」があります。

 「AR」というのは「年齢退行」(エイジ・リバース)の略で、そのまんま「年が若くなってしまう」一連の物語のことです。

 この頃テレビなどをにぎわせている概念に「アンチ・エイジング」なるものがあります。正確を期す為に辞書を引きましょう(Wikipediaより)

「「老化」とは、「加齢」により生じるマイナス面を表す言葉であり、年をとることによって起こりうる負の現象(=病的状態や病気につながる状態等)がすなわち老化である。(しわ、しみ、動脈硬化等) したがって、1歳1歳年をとる「加齢」は防げないが、老化を遅らせたり、あるいは逆行させる事は可能であり、これを行う医学の総称がアンチ・エージング(アンチ・エイジング)医学=抗老化医学である。」

 ここでいう「AR」は、これとは全く別個の完全なフィクション、絵空事としての「年齢退行」物語のことです。

とある朝の登校風景。主人公はごく普通の男子高校生なのですが…。

 実は、TSの場合もARこと「年齢退行」は併用されることが少なくありません。
 TSものの横綱と言っていいらんま1/2」(レビューはこちらも「若い娘」に変身してしまいますし、社会人を主人公にした男女入れ替わりでは多くの場合「壮年の男性」と「若い女性」が入れ替わります。
 「大人版『転校生』」ことオレの愛するアタシ」(レビューはこちらなどはモロにこのパターンですし、先日ドラマ化もされた傑作パパとムスメの7日間」(レビューはこちらもそう。
 入れ替わりとはちょっと違いますが、悪徳なんかこわくない」(レビューはこちらなども「老人と若い女性」の組み合わせですね。

 かつて「壮年の男性と若い女性」のペアでヒット作を連発した赤川次郎先生にこのジャンルに進出して欲しいなあ…と思ったり思わなかったり。あんなにあるので探せばありそうだけど。

 ともあれ、何が言いたいかと言うと
「TS」は多くの場合、「花もはじらう」年齢への退行もセットでついてくるものである、ということです。

どうもこの日に憧れの女の子に告白する積もりだったみたいです。
 ぶっちゃけ刑事ドラマとかならば「死亡フラグ」というところですが(爆)、TS漫画なので「TSフラグ」というところでしょうか(核爆)。
 何だかやらしそうな表情…。正直、読者の共感を呼ぶタイプでは無いかも。元の姿に余り熱意を注がない系統のTS作品はままありますがそっち系かも知れません。
 それにしても気になる名前の彼女です。ちなみに一応伏線なのでこの「草薙みくる」の名前は覚えておいて下さい。

 だってぶっちゃけ
「若い男の子と中年の女性」じゃそそりませんからね(爆)。或いは「老人カップルの入れ替わり」とかも考えただけでげんなり。
 実際に起こる可能性は皆無の絵空事なんだから、
そこは楽しく妄想しましょうよ。

 「変身願望」を含んだ作劇となる宿命であるTSものですから、「女の子が一番可愛い」(ということになっている)年代に“若返る”のは当然というもの。

 ところが
「年齢退行」ジャンルのファンというのはその程度では満足しない(らしい)んですね。



飛び出した女の子を助けようとして自分が轢かれてしまう主人公の高遠伊織。

 女子高生といえば16〜18歳というところでしょうか。そんなのはもう充分に成熟した大人!
そんなんじゃ駄目!なのですよ。

 なので、どうせならば小学生くらいにまで退行しないと「年齢退行」の醍醐味は味わえません。
 そこで気が付くとこんなことになっていたのです!

すっかり「幼女」となってしまっている主人公。
 「変身」ではなくて何らかの外科手術っぽいのですが(正確に何をしたのかは実は良く分からず)、なのにずり落ちそうなメガネやらダブダブのシャツを着っぱなし。それでいてズボンは履いてないなど論理的にはムチャクチャ。
 しかし何か問題ですか?

 む〜ん、私は物心付いたときから
TS妄想は凄まじい量をやってきた自負はあるのですが、どうも幸か不幸かロリコンではないらしく「子供」に対しては余り執着がありません。

 「ハクション大魔王」というアニメで、「自動育児ロボット」みたいなのが暴走して周囲の人間の着ている服をバンバン脱がせては強引にオムツを履かせまくる…という回を見た時にはある種の特殊な感情が沸きあがったことは確かではあるんですが、やっぱりそちらにはそれほど惹かれませんでした。

 前置きが長くなりましたが、この「一年生になっちゃったら」は「TS」でもありますが、主に「AR」こと「年齢退行」に重きを置いて読むべき作品である…ということが言いたかったのです。

 マッドサイエンティストが瀕死の被害者を救出し、応急措置として脳を摘出して別の人間の身体に入れてしまい、治療する間、別の人間として過ごさなくてはならない…という筋立てはTS界隈ではとっくに「お馴染みのパターン」です。

どの様な処置をしたのかは良く分かっていません。
脳移植でも無いみたいなんですが…丸っきりの別人なのでパーツの再利用ということでもなさそう。
もしかして一から作った?でも脳は再利用だと思うし…良く分かりません。

 ボクの初体験」(レビューはこちら、「メイドール」(「コスチューム・パラダイス」所載、18禁なのでリンクせず)などがそうです。
 マッドサイエンティスト個人のエゴ、という形ではなくて「国家機関の陰謀」(笑)という形式ですと「Mr.Clice」(ミスタークリス)(レビューはこちらがこのパターンですし、「脳移植」ではなくて「人格交換マシーンによる入れ替わり」を扱ったものとしては僕と彼女の×××(レビューはこちらや、少年少女evolution」(レビューはこちらがそうなります。
 マッドサイエンティストが開発したマシンの誤作動による性転換現象に見舞われる…という形だと「そのまんまXX」(18禁なのでリンクせず)などもあります。

 要するに、
「とてもありふれた形式」ということですね。
 あ、これは「だから駄目」ということでは無いですよ。それこそパパとムスメの7日間なんてもう聞き飽きた、というほどありがちな舞台立てでありながら
あれほどの娯楽性を持った傑作となったのですから。

 では、この一年生になっちゃったらはどうなんでしょうか?

 …実は、最初は余り感心しませんでした。

 一番問題なのは「幼女にする」ことへの『作品内必然性』が薄いということ。
 「たまたま幼女のパーツしか無かった」でも何でもいいので言及して欲しかった。いや、確かに書いてあるけどこれではあんまりです。
 これでは「幼女を愛でる」ことそのものが目的みたい。実際そうなんだけど、それを
上手くオブラートに包んで取り繕うのが奥ゆかしいんじゃないかと。

 私にロリコン属性もAR属性も無いこともあって、「絵があるだけで萌え萌え」みたいなことにはならず、ストーリーそのものも「終わりなき日常」系のドタバタギャグです。
 何しろ
小学校一年生の女の子なんて、すっぽんぽんでも全くいやらしさを感じません(真城主観)。

幼女の姿でじたばたするところ。む〜ん、これは素直に可愛い(*^^*。

 TSのストーリーテリング的に言うと、
「乳房」や「臀(でん)部」「脚線美」などの「女性らしさの記号」を使う訳にもいかず、何しろ「子供」なので着られる服のバリエーションも殆どありません。
 それこそ「女子高生」くらいならば成人女性とそれほど体格の差が有る訳では無いので殆ど
あらゆる衣装を着ることが可能です。

 女子高生の制服は勿論のこと、ウェイトレスなどの「店員制服」も定番パターン。
 別に「制服好き」でなくたってこの手の「記号」ってのはそそるものがあります(^^。
 それこそチャイナドレスやらウェディングドレスなどの「非日常的な」服装であっても…それこそ物語内の都合を適当にでっちあげれば“物理的に”可能です。

 この手の
「煩悩爆発」系のイチオシの作品としては何と言ってもまるでシンデレラボーイ」(レビューはこちらの名前を挙げない訳には行きますまい。

 何しろ主人公の職業が
「男子高校生でありながら美少女ファッションモデル」です。

いきなりこの格好かよ!幾らなんでも無理だろ!いや、タックやコツカケの達人なのでしょう(決め付け)

 なので
「職業特権」であらゆる女性の衣装を着放題
 連載がわずか12回の全3巻しか無いのに、
れっきとした男の子であるはずの主人公がパーティドレスにセーラー服、水着にレオタード、スチュワーデスの制服と正に一通り体験。ウェディングドレスに至っては劇中で3度も着ている(!!)のです。
  

 
この他にも色々あるんですが、個人的にはセーラー服姿になった時の小さなフキダシにある「とうとうこれを着てしまった…」という一文がツボ。
 作者の山内先生は、世代的にオタク第一世代くらいだと思われます。私の世代くらいまでは「セーラー服」はある種のアイコンですらありました。「ブルセラショップ」などという名称の風俗店が存在したこともその象徴でしょう。れっきとした女学生の制服でありながら、同時に「典型的な女装衣装」でもあったのですね。だからこそこの一言。

 それに飽き足らないのか
裏表紙やら扉絵でも女装しまくっており、絵柄的には現在の洗練された(?)萌え系と違って少々垢抜けない感じではあるものの、その「TSスピリッツ」の熱い滾(たぎ)りは半端なものではありません。超オススメ。


 話を一年生になっちゃったらに戻します。

 さて、「小学一年生」ということになってしまうと、ブラジャーもしてませんしそりゃスカートだって履きますが、「スカートの醍醐味」とか言ってる場合なのかと。
 私などは、この年代に誂(あつら)えた衣装と言えばバレエの舞台衣装などを反射的に思いついたりするんですが(日本は世界に冠たる「バレエ」大国ですが、その大半が「お遊戯」「習いもの」によるものなので、「子供用バレエ衣装」は結構な需要があるのです)、流石にそんなマニアックな展開になるわけもありません。

 つまり、この一年生になっちゃったらでは肉体は物理的に女性のものになっていながら、
「女装の醍醐味」みたいなものは味わい様が無い構造なのです。

 流石に「子供用バレエ衣装」はあっても、「子供用女子高生の制服」(??)とか、「子供用ウェディングドレス」なんてものは存在しませんからね。
 つまり、一面的に言うとこの点に関してだけは「女装もの」にも遥かに劣ることになります。
 …自分で心配になってきたので先に書いちゃいますが、別に悪口ばかり書くのが目的ではありません。ここまで書いてきて、「実は違いますよ」という伏線ですのでよろしくです。

マッドサイエンティストにして幼女好きの下手人に幼女女装(?)を強要される主人公の図。

 では、この作品はどこが萌えどころなのか?ということになります。
 実はここまで紹介が遅れたのは「余り見るべきところは無いな」と私が誤解してしまっていたためです。

 要するにまだ思考の切り替えが出来ておらず、「普通のTSもの」として楽しもうとしてしまっていたのですね。
 当然それでは楽しめないのです。なのでここは「AR萌え」という鑑賞スタンスも併用して読むべきなのですよ。
 そうすることによって「細かい描写」の一つ一つが実に活き活きと輝き始めるのです!


 普通に考えれば、物語を回転させる論理はとっくに破綻しているわけです。 何故って、彼は「入れ替わり」被害を蒙(こうむ)った訳ではありません。
 なので当然「元の身体」は存在しません。それでいて「元の身体が回復するまで一時的に女として過ごす」破目になるボクの初体験」(レビューはこちらと同じモティベーションで動くことも出来ません。

 では彼は一体何の為に幼女としての日常を送っているのでしょうか?
 実はその理由は何も無いんです。

まだ制服が用意出来ていないので私服で小学校に行く主人公の図。
 制服でなくてもいいのであれば何もスカートを選ぶ必然性は無いと思うんですが、その辺りは深く考えない方針で。

 一応この様に書いてはあります。一回読んだだけではさり気なすぎて見過ごしてしまっていたのですが。

 Σ(゜Д゜)…。
 こ、これはどういうことですか?
 つまり、「女として小学生から人生をやり直せ」ということなんでしょうか?
 というか、その様にしか見えません。
 最後まで深刻なところは微塵も見せないドタバタギャグ漫画なんですが、実は「不可逆」のシリアスな設定を持っていたのですね。

 …と、ここまで原稿を読み返してきて気が付いたのですが、この「高2の体に戻るまで」というのは
「何らかの方法で元に戻る処置が出来る準備が出来るまで」という意味だったんですね。
 最初に読んだ時とつい最近まで「その身体のままで女子高生に成長するまで過ごせ」という意味だと思っていたんです。
 そして、そういう前提でここから先の原稿を書いてしまっていますorz。
 ただ、説明不足なのは確かだし、そう誤解しても仕方がありません。
 大体そういうことになると、「小学校に通う必然性」が皆無です。そういう時は「小学校の校舎のどこかに秘密の石が隠されている」とかして複数のドラマを同時進行させればいいと思うんですが…ただ、作品の趣旨からそれは無いでしょう。

 …ともあれ、折角書いたのだし、そのまま通用しなくも無いのでしばらく「その前提」で続けますのであしからず。

(ということでここから続き)
 だって元の姿の男子高生の自分は小学生の女の子を交通事故から助けた後死亡し、その後死体は行方不明ですよ。
 こんなの
悲劇どころの話ではありません

 この手の
「元の人生を捨て去る悲劇」という要素は非・変身系のTSでは結構重要なファクターでして、多くの作品に登場します。

 先ほどから何度も名前の出るボクの初体験」(レビューはこちらでは、脳移植された状態で
自分の葬式に突撃する破壊的ギャグで強引に笑わせようとしますし(深刻すぎて笑えんわ!)、ふたりめの蘭子(レビューはこちらでは「助けた美少女」の中に収まった魂として自分の葬式にのこのこ出かけて行って実の母親に「人殺し!」となじられるという修羅場を演じたり…。

 死んでしまった訳ではありませんが、TS界の裏の古典的名作キックアウト・ラヴァーズ」(レビューはこちらでは朝起きたら美少女になっていたために、
それまで築いていた男性としての生活は完全崩壊。かつての友人の家の押しかけ女房的な役割を演じざるをえなくなります。

 これはレビューでは触れなかったのですが、「アダルト版『おれがあいつであいつがおれで』」の異名を持つオレの愛するアタシ」(レビューはこちらでは、
入れ替わった後にお互いの預金通帳の残高を確認しあう、というシチュエーションがあります。
 そこそこに売れている作曲家だった主人公は数千万円の貯金があるのに対し、単なるOLだった結婚相手の女性は数十万円の蓄えがあるのみで、一気に
経済的にも逆転する…という入れ替わりTSものでも案外見ない要素を描いていました。

小学生のピュアな態度に後ろめたくなる場面。
 私にもスイミングスクールのインストラクターの経験がありますが、生意気になるのは小学生の中学年くらい。
 幼稚園とか小学校に入ったばかりの子供は、冗談を言ってもぽかんとしているくらい純真で本当に困ります。
「怖い話」をしてもその「論理」が分からないので、「面白い顔」とか分かりやすいあやしかたをしなくてはならないのでした。

 ところが、この一年生になっちゃったらではその辺りは軽くスルーされています。

 一巻通して徹頭徹尾ドタバタギャグなのですが、実際には「他人になっちゃって人生やり直し」です。
 小学生ということは、性別こそ逆転しているとは言え一応「前途洋洋」という言い方も出来なくは無いのですが、それにしても
「戻る見込みの殆ど無い不可逆TS」なので、悲劇には違いありません
 私がこの様なシチュエーションに放り込まれたら心細くてたまらないと思います。

 「若返って人生やり直し」という意味では脳移植ものの悪徳なんかこわくない」(レビューはこちらがあるんですが、あれは死に掛けの大富豪が若くてぴちぴちの美女になるお話であって、言ってみれば「失う物は無い」訳です。
 でも、こちらはごく普通の男子高生ですからね。失うものが多すぎます。
 友達や両親にも会いたいでしょうし、ましてや彼には思い人がいたわけで…。

転入させられた小学校には偶然にも今の悲劇を招いた原因となった女の子が在学していたのです。



 これはTSものでは定番の「別人となって自分の評判を聞く」シチュエーションですね。
 劇中で明示されていないにも関わらず、何故か「元に戻る」ことを規定路線として捉えているらしい主人公も、彼女の存在で「何とかこの状況も我慢できそうだ」と思うに至ります。


 さて、こうして小学生の女の子となってしまった彼の波乱万丈の生活は幕を開ける訳です。
 冷静に考えれば、こんな突飛なシチュエーションをいちいち深刻に考えていては身が持たないので(?)敢えて深刻度合いをどこかにふっ飛ばして…ひたすら幼女萌えで楽しむ…という方針にしたのかも知れません(^^。
 そこまで深く考えているのかどうか分からんですが。


 なんと、博士の実家に帰ってみると妹が思い人のみくるさんだったのです!
 これで住まいの問題まで一応は解決することになります。
 
それにしても気になる名前です(爆)。
 あと、これは物語が始まってすぐにTSしてしまう構造上仕方が無いのですが、この「クラスメートのみくるさん」を印象付けることに成功していないので、読者は「誰だっけ?」状態に。

 あと、何の解決策も示されていないのに「戻るまで」みたいなことが既成事実化しているのですが妙案はあるのでしょうか?



ま、こんなノリです。分かっていただけますでしょうか(^^。

 あと、ARに余り詳しくない私には推測するしか無いのですが、おそらくこんなシチュエーションが「ARの醍醐味」というところでしょう。

 この他にも意識だけは男子高校生ですから、そのふてぶてしさを利用して立ち回り、同級生の女の子たちに対して精神的に優位に立つなど、かなり違いますが「白人酋長」ものの趣きもあったり(^^。

 細かい描写としてはこんなところがあります。
 細々書きませんので、コマをご紹介。
 

 いやあ、この「分かって無い」描写っていいですねえ(^^。
 これって結構大事なことですよ?

 こういう「地に足の付いた」描写があったのはとてもよかったです。

 さて、能天気ドタバタコメディ一辺倒かと思っていた本作にも若干シリアスな要素が。
 何と若い頃に両親の離婚によって生き別れた妹と再会を果たすのです!
 …勿論、幼女の姿で(爆)。

 「性別が転換した」ことよりも「子供になっちゃった」ことの方に重きを置いた疑似体験コミック。
 確かに「子供になっちゃう」展開は長期連載のファンタジーコメディなどでは一度はあったりするもんです。突撃!へっぽこ冒険隊 ソード・ワールド」(レビューはこちらとかね。
 でも確かにそれが女の子ならばより彩(いろどり)が加わるというもの!

 ということで、最後に担任の先生に羨ましすぎることをしてもらえる伊織くんを紹介してお別れです。
2007.12.22.Sat.


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