その5



  


 ごはんは美味しかった。

 うーん。満腹だ。

 さて、一日の始まりである。

「TSゲーム」より
イラスト:本田準さん





 違和感はだんだんと大きくなり、そして胸がムクムクとふくらんでゆく。シャツが突っ張るほどの大きさになり、押さえつけられて苦しくなる。さらにはお尻が大きくなりズボンが張り裂けそうになる。股間のモノが押さえつけられて痛くなったかと思いきや、吸い込まれるように消えていく。

 肩が落ちてなで肩となり、腰は細くなり、背丈が縮んでゆく。髪の毛も長くなって肩くらいまでの長さになる。きれいなストレートの黒髪だ。顔も美少女のものへと変わっていく。少々下膨れだが、そこがまた可愛い。細くて華奢な手、内股になった足。足は少々太めであるのが欠点か。
華代ちゃんシリーズ 36.『究極のコスプレ作・高樹ひろむさん
イラスト:飯田珠理さん


 突然の来訪者に怪訝な表情をしている三人。その男は場違いなコスプレまがいの妙な銀色の衣装を身にまとい、銀色の銃とも思える物質を掲げているのだ。

「おう。私はフォスターだ」




「次元管理人フォスター」シリーズ
「フレンズ・オブ・ピス」より

イラスト:カマドウマさん

TSイメージイラスト


イラスト:畑野祐夏さん

「わかりました。それじゃいきますよ」といって華代ちゃんは両手を上げた。

(いったい何をする気なんだろう?)と思う間もなく、華代ちゃんは「そおれっ!」と言いながら両手を振り回した。



華代ちゃんシリーズ 36.『究極のコスプレ作・高樹ひろむさん
イラスト:飯田珠理さん

 朝である。


 あなたは気持ち良く目覚めた。

 これから一日が始まる。

 …さて、まずは何をしようか。

「TSゲーム」
より

イラスト:本田準さん



 仲の良い三人組みが廊下を歩いていた。中学生の男子三人組みだ。

 その先には男子便所が見えてくる。

 と、目の前に妙な男が立ち塞がる。


「次元管理人フォスター」シリーズ「フレンズ・オブ・ピス」より
イラスト:カマドウマさん

「そうだなあ、悩み事と言えるのかどうかわからないけれど……ちょっとアレ見てよ。いわゆる女装コスプレというものなんだけど、見苦しいのなんの」

 奈須雄が指した方向には、いかにも女装したオッサンという感じの男が歩いている。元々男っぽい顔なのは仕方ないにしろ、もう少しましな格好はできないものかと思える。あれじゃこんなところにいるより、どこぞの女装バレエ団にでも入団した方がましではないか。

「うーん、確かにあれじゃ見苦しいわね」華代ちゃんは言う.。

華代ちゃんシリーズ 36.『究極のコスプレ作・高樹ひろむさん
イラスト:飯田珠理さん


 自分の手を見る。

 グググ、と小さくなってくる。それだけでは無い。全身の、あらゆる所が小さくなっている。

 だぶだぶの服の中に取り残されるようになるあなた。

「こ、これは…どうしたんでちゅか?」

 妙な言葉使いだった。

 あなたは幼稚園児ほどの女の子になってしまった。


「TSゲーム」より
イラスト:ムクゲさん



TSイメージイラスト

イラスト:わたなべ紅茶さん




フォスター


「次元管理人フォスター」
シリーズより


イラスト:カマドウマさん

TSイメージイラスト

イラスト:かぼちゃさん



TSイメージイラスト


イラスト:とうこさん


 奈須雄は辺りを見回す。いつものごとくコスプレしている人たちがいる。しかし……

「いいかげんに見苦しい女装は止めてほしいよなあ、といっても毎度のことだけど、はぁ」 そんなことを言っていると、突然小さな女の子が話しかけてきた。

「お兄さん、何か悩んでるみたいだけど、どうしたんですか?」

華代ちゃんシリーズ 36.『究極のコスプレ作・高樹ひろむさん
イラスト:飯田珠理さん



「真城の城」300万Hit達成!
有難うございます!

イラスト:小笠原空馬さん


 どれくらいの時間がたったのだろう?

「う、うーん」

 どうやらベッドに寝ているらしい。
 が、しかしこの感覚には違和感があった。
 はて…?自分はこんなに細い手だったっけ…?
 そこにドアが開いて医者らしい人物が入ってくる。
「あ、気がついたようだね」
「あの…」
「いやいや、分かってる。実はね、君の脳は移植させてもらったよ」
「ええ!?」
「いやそれが都合で女性の身体しか調達できなくてね。まあ、なかなか可愛いし、我慢してくれよ」
 あなたは女性の身体に脳移植されていたのだ。
「TSゲーム」より
イラスト:猫犬人間さん