どれくらいの時間がたったのだろう?

「う、うーん」

 どうやらベッドに寝ているらしい。
 が、しかしこの感覚には違和感があった。
 はて…?自分はこんなに細い手だったっけ…?
 そこにドアが開いて医者らしい人物が入ってくる。
「あ、気がついたようだね」
「あの…」
「いやいや、分かってる。実はね、君の脳は移植させてもらったよ」
「ええ!?」
「いやそれが都合で女性の身体しか調達できなくてね。まあ、なかなか可愛いし、我慢してくれよ」
 あなたは女性の身体に脳移植されていたのだ。
 あなたは気が遠くなった。

GAME OVER

イラスト:猫犬人間さん