「かっこよくなりたいんだけど」
あなたは率直に言った。
「なるほど、お安いご用です」
「あ、ちょっとまって」
どうせ冗談だろうが、誤解があってはいけない。ファッション雑誌に載っているモデルを参考にしてもらおう、とあなたはカバンに手を伸ばす。
そのとき、