その4
あなたはぐびぐびとみかんジュースを飲んだ。 「うまい」 鮮烈な味がする。 「…ん?」 しかし、あなたは身体に妙な感覚を覚えた。胸のあたりがむずむずしてくるのである。 「な、何だ!?」 見る見る内にむくむくと乳房が盛り上がってくる。 驚いている暇も無く、さらさらの髪が肌をくすぐる。目の前でその腕がほっそりと細く、か弱くなって行く。お尻が大きくなり、こしがぐぐぐ、と細くなっていく。 「こ、これは…一体?」 あなたは女子高生くらいの女の子になってしまった 「TSゲーム」より イラスト:本田準さん |
と、身体が何やらむずむずしてきた。頭がくらっとする。 「あ…」 背景が歪んだ。そして身体に感じていた異変が目に入ってくる。 自分の胸がむくむくと膨らんでくるではないか。 「え、ええ!?」 さらさらの髪が頭にまとわりつく。そう言っている間にも脚が内股に曲がって行き、お尻が大きくなり、腰がくびれて行く。 「な、なんだ!?」 気が付くと白かったはずのシャツは漆黒のそれに変わっていた。 身体を見下ろす。発育のいい少女の身体にフィットしたその上着に続いてズボンが繋がって行く。それはフレアの効いたスカートになり、その上にフリルの沢山ついたエプロンが装着される。 「TSゲーム」より イラスト:藤沢カミヤさん |
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腰をすりすりしながらあなたは起きあがる。 が、何か様子がおかしい。 …何だこりゃ?オレってこんなに髪が長かったっけ? しかも脚のこのざらざらする妙な感触… うわっ!何だこりゃ! あなたはOLの制服を着ていた。 「あ、あたし…?」 と、目の前で気持ちの悪い声がする。 見上げてみると、なんとそこには内股で倒れているあなたがいるではないか。 「お、オレ…?」 驚いた。 その声は女性の澄んだ声だったのである。 あなたは同僚と入れ替わってしまった。 「TSゲーム」より イラスト:飯田珠理さん |
この全身を包む柔らかくてすべすべした感覚は一体なんだろう?…なんだ?脚…脚がむき出しになっている!?あなたはその両足をすりすりとこすり合わせた。 おかしい、あきらかにおかしい。 あなたはがばりと起きあがった。 「ああ!」 あなたは目を疑った。 あなたはベッドの中でブレザーに身を包んだ可愛い女の子として目覚めた。 「TSゲーム」より イラスト:岩澄さん |
が、次の瞬間、全身に違和感が走る。 「…ん?」 あなたの身体はみるみるうちに女の子になってしまった。 「!?」 しかもその服装までが可愛らしいブレザーに変化していた。 「これは…何なんだ?」 「TSゲーム」より イラスト:あきやま菜摘さん |
と、身体が何やらむずむずしてきた。頭がくらっとする。 「あ…」 背景が歪んだ。そして身体に感じていた異変が目に入ってくる。 自分の胸がむくむくと膨らんでくるではないか。 「え、ええ!?」 さらさらの髪が頭にまとわりつく。そう言っている間にも脚が内股に曲がって行き、お尻が大きくなり、腰がくびれて行く。 「な、なんだ!?」 気が付くと白かったはずのシャツは漆黒のそれに変わっていた。 身体を見下ろす。発育のいい少女の身体にフィットしたその上着に続いてズボンが繋がって行く。それはフレアの効いたスカートになり、その上にフリルの沢山ついたエプロンが装着される。 「TSゲーム」より イラスト:藤沢カミヤさん |
「え?…こ、これが…僕?」 間違いなかった。下を、自分の身体を見下ろすと、そこには美しいドレスと女性の身体がある。 華代ちゃんシリーズ 「パートナー」より イラスト 出川鉄道さん |
「華代ちゃん」 声を出してみた。もちろん返事は無いが、…何か変な感じがする。何か声が変だ。それに俺って手袋なんかしてたっけ?それに何か胸が締め付けられる様なこの感触… 春日は思いきって目を開けた。 そこには目を疑うような美人が、イブニングドレスに身を包んで立っていた。 「え?」 驚いて手を動かすと、その女性も手を動かす。そう、それは姿見に映った自分自身だったのである。 「え?…こ、これが…僕?」 華代ちゃんシリーズ 「パートナー」より イラスト 出川鉄道さん |
さいばしさんより「1000000Hit記念CG」を頂きました。感謝! イラスト さいばしさん |
『お、お前…何て…可愛いんだ…』 『お、おい…よせ…何考えてるんだ!』 じりじりと迫る男子生徒。下がる現・女子生徒。 『す、好きだ…』 『ば、馬鹿!俺は男だぞ!』 澄んだ声の美少女としてその言葉に説得力は皆無であった。 『お、男同士じゃないか!や、やめろ!』 「秘儀の研究室」より イラスト 浅島ヨシユキさん |
「女の子でしょ? だったらもっとおしゃれしなくちゃ!」 「いやその……私は、おと――」 「そうだ! お礼に今日のショーで使ったドレスを着せてあげよう」 「ええええええっ!?!?!」 「そうよ! 私も普段着をプレゼントしてあげるわ。それに……あなたノーブラじゃないの」 かああっ! と耳まで赤くなって胸を抱きしめるように隠す。 「いやその……これは――」 「何!? そりゃいかん。私にまかせときなさい!」 「いや……だからその……」 「さあ、こっちにいらっしゃい! 新作のウェディングドレスのモデルにしてあげる」 「え、遠慮します……遠慮しますったら、あ…………た、助けてぇえええええええ〜っ!!」 「いちごちゃんおしゃれ!」より ↓前日談がこれ 「華代ちゃんシリーズ『結婚願望』」 イラスト:夜空さん |
「……ま、まあとにかくですね、えーと――」 少し喋る度に、けんけんとセキみたいなのをするのは何なのだろうか。何やら声を出すことに慣れていないようにも見える。 「さっき、ヘンな女の子に会ったでしょ?」 「え?」 信じられない――といった表情をする花嫁。 「分かってますよ。きっとあいつのことだから…………まあいいです。すぐに戻しますから」 「いちごちゃんおしゃれ!」より ↓前日談がこれ 「華代ちゃんシリーズ『結婚願望』」の イラスト:夜空さん 吸血美人←夜空さんのサイト |
ドン!と床を踏み鳴らす音がする。 「健太!」 びくっとしてサイファの方を見る。 「無駄だよ。こいつに何言っても」 その表情は何かが吹っ切れたかのようにどこか清清しさを感じさせた。 「オレも随分長いこと生きてきたからな…ここいらで人生の幕を引くのも悪くないかも知れん…」 「悪魔のくせに語ってくれるじゃないよ」 「悪魔でも天使」よりイラスト:夜空さん イラスト:夜空さん 吸血美人←夜空さんのサイト |
気が付くとそこには警官がいた。 スカートの中身がまる見えになるのも構わず道端に深夜座り込んでいるセーラー服姿の少女がいれば警官としては補導せざるを得ない。 “彼”は自宅の電話番号を覚えていなかった。あたりがすっかり暗くなってもどうしていいか分からず、もう座り込むしかなかった。 華代ちゃん番外編 「子供の日」後日談より イラスト:夜空さん 吸血美人←夜空さんのサイト |
「あー、はいそこまでそこまで」 そこに全く飾りっけの無い15〜6歳くらいの健康的な少女が現われる。 Tシャツにジャケット、ジーンズという、シンプルそのものといういでたちである。 とてとてとウェディングドレス姿の花嫁に歩み寄ると、 「うーん、こりゃまた随分と――」 「いちごちゃんおしゃれ!」より ↓前日談がこれ 「華代ちゃんシリーズ『結婚願望』」の イラスト:夜空さん 吸血美人←夜空さんのサイト |
「ふう」 その青年、春日のため息が響く。 彼はフォーマルスーツに身を包んでいた。決して悪くない風貌である。が、これといった特徴も無い。良くも悪くも平凡な造形である。 「おにーちゃん」 はっ!とそちらを見やる春日。 そこには小学生程度の少女がちょこん、といるではないか。 面食らっている春日。 「はいこれ」 差し出される名刺。そこには「ココロとカラダの悩み、お受けいたします 真城華代」とある。 「な、何?君は」 華代ちゃんシリーズ 「パートナー」より イラスト 出川鉄道さん |
銃を握って立ちあがるサイファ。 その可愛らしい容姿は、やつれ、乱れてぼろぼろになっていた。 「仕方がねえな。やろうぜ」 「そんな…」 人を撃ったことなんて無い。悪魔だかなんだか知らないが見た目は自分と同年代の少女なのである。 「…できないよ」 「悪魔でも天使」よりイラスト:夜空さん 吸血美人←夜空さんのサイト |
なるほど… それにしても… なんとなく彼女の身体に目が行ってしまう。 こんな可愛い女の子が悪魔だって? 「…今お前やらしいこと考えてただろ」 「か、考えてないよ!そんなこと」 「言っとくがな!」 そう言って立ちあがる少女。 「これはオレの本当の姿なんかじゃないからな!本当は…その…もっと格好いいんだ!」 そんなにもじもじしながら言われても困る。 「悪魔でも天使」よりイラスト:夜空さん 吸血美人←夜空さんのサイト |